統合失調症の症状は、幻覚、妄想、思考障害といった「陽性症状」と、感情鈍麻、意欲低下などといった「陰性症状」があります。
また、「認知機能障害」と呼ばれる症状が出ることもあります。

今回は「認知機能障害」についてお伝えしていきます。

認知機能とは、記憶・思考・判断・理解・計算・学習・言語といった脳の機能の総称のことです。

統合失調症の認知機能障害は、記憶力の低下、判断力の低下、集中力の低下などが挙げられます。

認知機能障害は、個人個人によって差があると言われています。

認知機能障害を起こす病気のひとつであるアルツハイマー病に比べると、統合失調症の認知機能障害の程度は軽いようです。

統合失調症の発症は思春期から30歳までが多く、認知機能障害は学業や仕事に大きな影響を及ぼします。

新しいことを覚えることに苦労したり、集中力が続かないので勉強や仕事ができなくなり、苦しい思いをしている方も多いと思います。

わたしの場合は、認知機能障害はおそらくあまりなかった方だと思います。

陽性症状が落ち着いて自宅療養をしている時のことですが、相手の話していることが上手く理解できなかったことや、難しいことが考えられなくなったことなどがありました。

言われたことや出来事を忘れるということはほとんどなかったのですが、会話の中で単語が出てこず、あれ・それ・これを多用している時期はありました。

会話については、しゃべりたいことが思い浮かばず(だるくて億劫だったのもあってか…)、人とのコミュニケーションを遠ざけていたこともあります。

ただこれらの症状については、認知機能障害というよりも、抗精神病薬の影響でぼんやりとしていたことも原因なのではないかと考えています。(私感ですが…)

症状が良くなったのは、身体が薬に慣れたのかな?とは思っていますが、症状を改善したいとリハビリに励んだのもあるのかもしれません。

ただ集中力は低下しました。少しは良くなりましたが、今でも戻っていません。
集中力もですが、根気というかなんというか、前より色々なことが頑張れなくなりました。
(これは陰性症状なのかな…)

ここまでお読みいただきありがとうございました。

投稿者

くま子

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