T病院での診察が終わり、帰りは姉たち(甥も一緒でした)と一緒に電車に乗って帰りました。
最寄り駅へは仕事を抜けてきた母が迎えに来てくれました。

帰り道も自宅に着いてからも、幻聴からやいのやいの言われていました。
先生から、統合失調症とはっきりと診断名を言われ、幻聴を無視していいことを言われていましたが、無視することはできませんでした。

自暴自棄になり、どうにでもなれとは思ったのですが、四六時中聴こえる幻聴に逆らい続けることはできませんでした。
部屋にこもり、幻聴に謝罪を続けました。

それでも病院で処方された薬は服用しました。

薬を服用すると、眠気が出てきました。まずは、夜に起きていれなくなりました。

21時くらいに眠くなり、一旦眠り、再び夜中に起きて謝罪をしようと思っても、夜中に起きられなくなっていました。

幻聴からは怠け者と怒られていましたが、日中も昼寝をするようになりました。

1週間後、病院の再診でした。

前日に大雪が降り、かなり道路がガタガタであったにも関わらず、父の運転する車で眠っていました。
それもまた幻聴に、無礼で怠け者と怒られました。

再診では、幻聴は変わらず続いていること、薬はしっかり服用し、眠気があることを伝えました。

先生からは、服用している薬の量が少ないため、今後薬の量を増やしていくこと、眠気があるため薬の種類を変更するといった説明を受けました。

診察後、ロナセンという薬が処方されました。ロナセンを服用するようになりましたが、眠気は続きました。

過去の出来事を謝るために、知人と会う約束を年末にメールでしていましたが、あまりにも眠たく、約束はキャンセルさせてもらいました(幻聴に操られた状態で知人に会わなくてよかった…)

そしてこの頃は、インターネットで自分の症状を調べるようになっていました。
統合失調症とは思っておらず…
検索し続けた結果、「インナーチャイルド」という言葉を意識するようになりました。

自分では、インナーチャイルドの声が表面上にでてしまっている状態という解釈になり、インナーチャイルドを癒すカウンセリングを受けたいと強く思いました。
わたし自身と、頭の中の人格を救う最良の方法だと思い、電車で片道3時間以上かかるカウンセリングルームを予約しました。

しかし、カウンセリング前日も眠気が強く、気だるい感じがし、ひとりで近場に外出することもままならない状態になっていました。遠方のカウンセリングへ行くことは無理だと思い、キャンセルをしました。

カウンセリングを受けることできず、自分の中では八方塞がりのような気持ちになっていました。
そういう時に幻聴から「もう楽になったほうがいいんじゃないか」とささやかれるようになりました。

段々と「死ななきゃな…」と思うようになってきました。

おそらくけっこう危ないところまで気持ちが傾いていたような気がします。その日は平日で家にひとりでいたので、姉にその時の気持ちを電話で伝えました。姉が両親に連絡をとり、その日のうちに急遽T病院に受診し、そのまま入院することになりました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

次回は精神科での入院生活について書いていきたいと思います。

投稿者

くま子

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